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データセンター効率化に取り組むThe Green Grid、日本での活動を開始 |
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グリーンIT推進協議会とともに調査・普及に励む
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The Green Gridは、AMD、APC、Dell、HP、Intel、Microsoft、Rackable Systems、SprayCool、VMware、Sunの11社により2007年に発足された業界団体。これら運営企業のほか会員企業も増え続け、2007年の発足から1年で170社を超える規模となって、データセンターおよびビジネスコンピューティングの省エネ化にグローバルで取り組んでいる。 具体的には、「ユーザーの視点で、省エネに向けた有益なモデルやメトリックスを定義し、データセンター効率化のためのスタンダード、測定方法、ベストプラクティス、ならびにテクノロジーを開発。それらの適用を促進する」（タッシーロ氏）のが主な活動内容。 組織体制としては、普及活動を行う「コミュニケーション委員会」、テクノロジー開発を行う「技術委員会」、連絡窓口を担う委員会が3本柱。技術委員会の下にはさらに、データセンターにおけるエネルギー消費要因を調査する「データ調査委員会」、省エネ化のための技術策定を行う「データセンター技術戦略委員会」、成功事例の策定などを行う「データセンター運営委員会」、測定方法・プロトコルの策定を行う「データセンター・メトリックス測定委員会」などがある。
日本コミュニケーション委員会代表に就任するAPCジャパンの坂内美子氏は、「イベントやセミナーで講演などを行うほか、メディア、アナリスト、産業団体・研究団体との連携を通じて、国内でプロモーションしていくのが役割。また、日本からの情報をThe Green Gridにフィードバックすることも重要なミッション」として、意気込みを見せた。 活動成果としてはすでに、日本語Webサイトを立ち上げ、5月28日より公式にオープンしたほか、The Green Gridが発表したホワイトペーパーなどの翻訳もほぼ完了済みという。また同Webサイトでは広く参加企業も公募しており、坂内氏は「たくさんの企業に参加してほしい」と呼びかけを行った。
さらにその効果として、「国内での情報量は2025年に約200倍になるといわれている。この情報爆発によって、IT機器の消費電力量の大幅な増加が懸念されるが、同協議会の活動により4割ほど削減できると見込んでいる。さらにITを省エネ活用することで、ワールドワイドで消費される全エネルギーのおよそ15％を削減できると期待している」と述べている。 なお、グリーンIT推進協議会の今後の活動としては、7月7日～9日の「北海道洞爺湖サミット」における省エネ機器の展示、9月30日～10月4日に開催予定の「CEATEC JAPAN 2008」における優れた省エネ活動に対する表彰、2009年1月上旬に開催予定の「CES 2009」における活動・成果報告などを予定している。 ■ ＵＲＬ The Green Grid（日本語Webサイト） http://www.thegreengrid.org/japanese/home/ ニュースリリース（PDF） http://www.thegreengrid.org/japanese/home/TGG_Japan_press_release_JP_FINAL052808.pdf ■ 関連記事 ・ Googleらが始めた省エネ推進団体・CSCI、グリーンIT推進協議会と提携（2008/05/28）
（ 川島 弘之 ）
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