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トレンドマイクロ、「TrendLabs USA」稼働開始でウイルス解析を強化 |
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トレンドマイクロ株式会社は7月1日、米国カリフォルニア州レイクフォレストに「TrendLabs USA」を設立し、同日より本格稼働すると発表した。フィリピンの本部「TrendLabs」と連携し、今後1年以内にフィリピン側で提供しているすべてのサービスを双方の拠点から提供するほか、大規模災害や鳥インフルエンザの流行など不測の事態が発生した際の事業継続性の強化も図る。 トレンドマイクロでは、フィリピン・マニラのTrendLabsをウイルス解析・サポートセンターの本部として、セキュリティに関するサービス提供を行っている。加えて2007年5月には、日本地域に密着した「リージョナルトレンドラボ」を東京で稼働したほか、中国、米国、ドイツなど計9カ国10拠点にて、24時間365日の体制を敷いている。 今回、稼働開始するTrendLabs USAでは、フィリピンと連携し冗長性の高いサービスを提供する予定。第一段階として、7月1日よりアジアの夜間において、TrendLabs USAからウイルス検出・駆除パターンファイル、スパイウェア対策パターンファイルの作成と配信を実施。第二段階として、今後1年間にWebレピュテーション技術を含むすべてのサービスを双方の拠点から提供するという。 双方の拠点で、サービス提供に関連するデータはすべて同期され、TrendLabs USAは、不測の事態に備えたDRサイトとしても機能することになる。従来、バックアップサイトとしては台湾の開発拠点がその役目を担っていたが、地理的に離れたTrendLabs USAが単独でサービス提供できるようにすることで、より高い安定性を実現するとしている。 ■ ＵＲＬ トレンドマイクロ株式会社 http://www.trendmicro.co.jp/ ニュースリリース http://jp.trendmicro.com/jp/about/news/pr/article/20080701030221.html ■ 関連記事 ・ トレンドマイクロ、国内専門のウイルス収集・解析センターを本格始動（2007/05/22）
（ 川島 弘之 ）
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