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握手を交わす日本オラクルの遠藤隆雄社長【左】と志賀徹也副社長【右】(YouTubeオラクル広報チャネルの映像より)
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日本オラクル株式会社と日本BEAシステムズ株式会社(以下、日本BEA)は7月1日、両社の顧客対応を“ワン・チーム”体制で行っていくと発表した。米Oracleはすでに、米BEA Systemsの買収を4月29日に完了済み。これを受けて、国内でも事業の再編が進められている。
両社ではこれまで、ライセンス販売やサービス提供を個別に行ってきたが、日本BEAのミドルウェア製品については、7月1日より、同社に加えて日本オラクルが窓口となって、顧客に共同で対応する体制へ変更する。これによって、顧客の利便性を向上させるとともに、シンプルかつ効率的なオペレーションの実現を目指すとした。さらに、営業やサポート、コンサルティング、教育といった顧客対応に携わっている日本BEAの社員が、順次日本オラクルへ出向。日本オラクルの対応する組織の中で、既存顧客・新規顧客への対応を行うとのこと。
また日本BEAの代表取締役社長を務めていた志賀徹也氏は、同日付けで日本オラクルの副社長執行役員 システム営業統括本部長に就任した。今後は、日本におけるミドルウェアならびにデータベース製品事業分野の責任者として、これらの事業を統括する。
なお日本オラクルの社長執行役員 最高経営責任者、遠藤隆雄氏はこの統合について、YouTubeオラクル広報チャネルの中で「グローバルでのBEA Systems統合完了を受け、本日より当社と日本BEAはワンチームで顧客、パートナーへの提案活動を開始する。また日本BEAのメンバーを当社へ迎えての、共同ビジネスも展開する」と述べている。
■ URL
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
日本BEAシステムズ株式会社
http://www.beasys.co.jp/
プレスリリース
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1875
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( 石井 一志 )
2008/07/01 15:08
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