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GFI Softwareが国内セキュリティ市場に本格参入、ネクスト・イットを販売代理店に |
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マルタ共和国に本社を置くGFI Softwareは、コンテンツセキュリティ、ネットワークセキュリティ、メッセージングという3つソリューションに注力した事業を展開しており、中堅中小企業（SMB）を主力ターゲットに、低価格で高性能なウイルスおよびスパム対策、メールアーカイビング向けツール、イベントログやネットワーク管理ツールなどを提供している。現在、世界各国で12万社の顧客数、20万件の導入実績、総計3700万シートの販売実績を持ち、2007年度の売上高は6000万ドルを突破したという。 GFI Software 副会長のポール・A・サラベリ氏は、「当社は、SMBにフォーカスし、これらの企業が日常的に直面するIT問題に対処できるソリューションを提供している。そのための事業戦略として、価格、品質、性能の3つを柱とし、市場で最も低い価格を実現する一方で、数多くのアワードを受賞している高品質を維持するとともに、SMBにもエンタープライズレベルの高性能を提供できる製品を追究している。こうした取り組みが評価され、売り上げは順調に拡大している」と述べた。 今回、日本市場へ本格参入する背景について、同社 日本オフィス ディレクターの楠浩一氏は、「日本のセキュリティビジネス市場はまだ成熟していないのが現状。特に、企業の法令順守や内部統制強化への取り組みを背景に、今後、国内のSMBにおいてイベントログの管理ツールやメールアーカイビングのソリューションなどの需要はさらに高まると見込んでいる。海外での成功戦略をベースに、国内でも積極的に市場拡大を図っていく」とし、「今後3年以内に、日本市場で年間5億円の売り上げ達成を目指す」と意欲を見せた。 日本市場でのビジネス戦略としては、パートナー戦略を重視。国内におけるテクノロジーパートナー、サポートパートナーとして機能するプライマリディストリビュータにネクスト・イットを選定し、販売代理店契約を締結した。「ネクスト・イットは、日本版SOX法を始めとする法令順守を支援するためのテクニカルサポートで豊富な専門知識と経験を有しているとともに、広範な販売ネットワークを持ち、24時間365日のモニタリング・サービスにも対応できることから、日本における販売パートナーに選定した」（楠氏）という。
製品ラインアップは、コンテンツセキュリティソリューション「GFI MailEssentials」「GFI MailSecurity」「GFI WebMonitor」、メッセージングソリューション「GFI FAXmaker」「GFI MailArchiver」、ネットワークセキュリティソリューション「GFI LANguard」「GFI EventsManager」「GFI EndPointSecurity」「GFI NetworkServerMonitor」の計9製品。第1弾として、すでにExchange対応の電子メール保管・管理ツールである「GFI MailArchiver」の日本語インターフェイス化を完了し、国内向けに販売を開始している。その他の製品についても、今後数カ月にわたって、順次日本語化を進めていく計画。 具体的な販売戦略としては、ネクスト・イットの販売代理店約25社を通じて拡販展開するとともに、大規模案件についてはハイタッチでの営業活動を行っていく。また、ソフトの期限付き無料配布およびセットアップの無料対応を行うことで、日本市場での認知度向上と顧客層拡大を図る。10月からは、自社および他社の通販サイトでの販売も予定しているほか、セミナーを実施するなど広く全国的にGFI製品のプロモーション活動を展開していく考え。 ネクスト・イットでは、2008年度8000万円、2009年度2億5000万円、2010年度には5億円の売り上げを目標にしている。 ■ ＵＲＬ GFI Software（日本語） http://www.gfisoftware.jp/ ネクスト・イット株式会社 http://nextit.jp/ ニュースリリース（PDF） http://nextit.jp/download/news/GFI_NextIT_PR_20080709.pdf
（ 唐沢 正和 ）
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