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代表取締役社長のギャレット・イルグ氏
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2008年度の活動実績
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2008年度下半期のビジネス戦略
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アドビシステムズ株式会社は7月10日、2008年度上半期の業績説明会を開催。同社代表取締役社長のギャレット・イルグ氏が登壇し、上半期の業績および2008年度下半期の事業方針を説明した。
2008年度上半期(2007年12月~2008年5月)のグローバルでの売上は17億7700万ドルと前年同期比で27%増と好調に推移。「2008年度の事業戦略として、“プラットフォームプロバイダー”としてのポジションを確立することを2月に発表したが、上半期にはAdobe AIRなど、これを強化する製品・サービスを投入できた。また、デベロッパーコミュニティへの情報提供といったパートナーに対するビジネス機会の提供も行ってきた」と説明。「2008年度通期で対前年比で13%増を目標としているが、達成可能とみている」と述べた。
6月よりスタートした下半期については、「Acrobatの最新版であるAcrobat 9を明日日本市場で販売を開始する。Acrobatについては、2000年度の2億700万ドルから2007年度には9億1900万ドルまで4倍以上にビジネスが成長している。今回のAcrobat 9では、Webコラボレーションやワークフロー、セキュリティなど、日本のナレッジワーカーを支える製品になっている」と、7月11日より販売を開始するAcrobat 9を主軸に展開することを紹介。そのほか、日本語環境にも対応したAdobe AIRといった次世代RIAプラットフォームも積極的に取り組んでいく考えを示した。
説明会では、Adobe Media Player日本語版を今秋にも提供することを発表。「Adobe AIRの日本語環境対応版も出荷されており、(AIRベースで開発されている)Adobe Media Playerを日本市場に投入する環境は整った。Adobe Media Playerを日本市場に投入するにあたっては、米国と同様にコンテンツも含めた形での日本語版を提供する予定だ。現在、ビデオプロバイダとの調整を行っている」(イルグ氏)と日本語コンテンツに対応したものが公開されると述べた。
■ URL
アドビシステムズ株式会社
http://www.adobe.com/jp/
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( 福浦 一広 )
2008/07/10 14:29
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