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米Akamai副社長が来日会見－10周年を迎えたビジネス状況など説明 |
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現在、アカマイでは、世界70カ国に約3万4000台以上のサーバー「Edge Platform」を有し、オンライン上のコンテンツやビジネスプロセスの配信を加速するサービスを提供している。ラザール氏は、「創業10年を迎え、当社はリッチコンテンツの配信、業務アプリケーションの配信、ダイナミックトランザクションにおけるリーディングベンダーの地位を確立している。売上計画としては、10億ドル企業を目指すという大きな目標を掲げているが、2006年度は前年比48％増、2007年度は前年比50％増と堅調な伸びを続けており、今後もインターネットの発達とともに事業拡大を図っていく」と述べた。 同社の提供するサービスは、1）デジタルアセット・ソリューション、2）ダイナミックサイト・ソリューション、3）アプリケーションパフォーマンス・ソリューション、の大きく3つに分かれており、その特徴は、「スピード（配信速度）」「信頼性」「高いスループット（実効転送量）」「高品質動画配信」「スケーラビリティ（拡張性）」の5つに集約される。パフォーマンスでは、競合他社より2～5倍のスピードを実現するとともに、他社より2～7倍減の転送エラー率を達成し、配信において高い信頼性を獲得しているという。 同社サービスの顧客数は、世界中で2600社以上に達しており、メディアエンターテインメントだけでなく、ハイテク、Eコマース、公共サービス、金融サービス、自動車／製造業などまで、幅広い業界のさまざまなグローバル企業に導入実績を持っている。ラザール氏は営業戦略について、「当社では、業界ごとに特化したセールススタッフを採用し、各業界のビジネス環境、市場動向、トレンドに即した提案を行うことで、さまざまな業界の多種多様な顧客ニーズに対応している。セールススタッフの拡充も進めており、各国拠点で増員を行い、2カ月前には中国に初のセールス部隊を設置した。2008年は、世界中でさらに500～700の顧客が追加される予定」と説明した。
スクウェア・エニックスでは、B2Cのサイト向け高速配信サービス「Dynamic Site Delivery」を、コーポレートサイトおよび各種コンテンツプロモーションの配信インフラとして採用。一方、コナミは、プレイステーション3向けゲームソフト「METAL GEAR SOLID 4 GUNS OF THE PATRIOTS」の配信インフラとして「Dynamic Site Delivery」を採用している。 なお、本日からアカマイのWebサイト上で公開したレポート「The State Of The Internet」日本語版は、2008年第1四半期における「インターネットセキュリティ」「ネットワーク」「インターネットの普及率」「国別インターネットの接続状況」などを同社が調査し、まとめたもの。主なリサーチ結果として、国別の攻撃トラフィックの割合は、1位が中国（16.77％）、2位が米国（14.33％）、3位が台湾（11.82％）となり、以下、ベネズエラ、アルゼンチン、ブラジル、日本、韓国、トルコ、インドと続き、トップ10で全世界のアクセスの約75％を占めた。 また、高速ブロードバンド接続（5Mbps以上）は全世界で約16％。国別では、韓国（64％）、日本（48％）、香港（35％）のアジア各国がトップ3を占めた。以下、スウェーデン、ルーマニア、ベルギー、米国、オランダ、ネパール、ノルウェーと続く。 ■ ＵＲＬ アカマイ株式会社 http://www.akamai.co.jp/
（ 唐沢 正和 ）
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