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米Intel、エンタープライズ向けSSDを発表

IDF 2008レポート

X25-E
 8月19日(米国時間)から米国サンフランシスコで開催されている米Intelの開発者向けセミナー「Intel Developer Forum(IDF)2008」において、エンタープライズ向けのSSDの発表が行われた。

 サーバー向けの2.5インチの外部SSD「X25-E」を3カ月以内に発売する。X25-Eは、高速なSLCタイプのフラッシュメモリを搭載することで、サーバーが必要とする高速なアクセスを提供している。容量に関しては、32GBと64GBが用意されている。

 X25-Eは、動作保証時間(MTBF)としては200万時間と長時間の保証がされている。

 また、SLCよりはスピードの遅いMLCタイプの「X25-M(2.5インチ)」、「X18-M(1.8インチ)」も用意されている。これらは、デスクトップや低価格サーバーの内蔵用のSSDして利用される。これらのドライブは、80GB、160GBが用意されている。X25-MとX18-Mは、動作保証時間(MTBF)は120万時間となっている。


Intel SSDのロードマップ。2008年には、サーバー向けは高速なフラッシュメモリのSLCを使用した32GB 、64GB版がリリースされる。2009年には64GB以上と書かれているが、128GBが一つの目標となっているようだ デスクトップ用のデータだが、HDDと比べると、スパイウェアのスキャンとWindowsディフェンダーを動かした例でいけば、40%以上高速になる Intel SSDと他社のSSDとの比較。Read/Writeともに群を抜いて高速になっている。このデータは、デスクトップ用の製品のだめ、サーバー用のSSDはさらに高速化されている

デスクトップ用のSSDは、5年以上利用してもフラッシュメモリのビット落ちなどがしないようになっている。ここまでくると、PCを買い換えるまで使えるSSDといえる。サーバー向けは、15000回転のHDDをリプレイスできるような高いパフォーマンスとデスクトップの2倍の製品寿命時間200万時間を実現している サーバーにおいてSSDは、電力の消費の低減と高いパフォーマンスを実現する。これは、グリーンITを実現するための鍵となる部品だ データセンターでSSDをストレージとして利用すると、性能は2けたアップして、電力消費は1/5まで削減される


URL
  Intel Developer Forum
  http://www.intel.co.jp/idf/


( 山本 雅史 )
2008/08/21 15:20

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