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JBCCグループ3社、「災害対策ソリューション」の展開を強化


 株式会社イグアス、JBサービス株式会社、日本ビジネスコンピューター株式会社(JBCC)のJBCCグループ3社は8月29日、事業継続を支援する「災害対策ソリューション」を推進することをあらためて表明した。

 同グループはこれまでも、監視・運用センター「SMAC(Solution Management and Access Center)」などによる監視サービスを約500社へ提供しているほか、ホスティング/ハウジングサービスを約70社へ提供するなど、各種のサービス提供を推進してきた。そうした中で昨今、事業継続性を確保する災害対策へのニーズが高まっていることから、今回、同グループが提供している災害対策ソリューションの推進を表明したという。

 災害対策の具体的なサービスメニューとしては、ユーザーのアプリケーション稼働監視を行う「サーバー稼働監視サービス」、IBM System i上のライブラリーやオブジェクトをSMAC運用センターのサーバーへリモートバックアップする「System i遠隔バックアップサービス」、ホスティング/ハウジングサービスなどを用意している。

 このうちサーバー稼働監視サービスは、サーバーへソフトウェアをインストールしないエージェントレスで、24時間365日の稼働監視を提供できることから、本番環境での利用も可能。ユーザーが状況を確認するためのログレポート機能も備えている。価格は、初期費用が10万円、月額費用が監視メニューごとに1万2000円。JBCCは、「人的対応が限界になっている企業も多いが、監視は当社にお任せいただき、リソースを本来の業務エリアに集中していただきたい」とした。

 2つ目のSystem i遠隔バックアップサービスは、重要なライブラリとオブジェクトをリモートバックアップするサービスで、運用センターはユーザーのニーズに応じて、東京もしくは大阪の2拠点から選択できる。また最後のホスティング/ハウジングサービスでも、東京、大阪の2拠点から選択可能。単なるホスティング/ハウジングから、エンジニアが常駐する運用センターと連携してきめ細かなサービスを提供する「HAシステム運用サービス」、「System i・x運用サービス」まで、複数のメニューを用意している。

 一方、イグアスが国内で独占販売している米VISION製のHAソフト「ORION HA for i5/OS」(以下、ORION HA)を利用した「System i災害対策 HAソリューション」も推進する。ORION HAは、IBM System i向けの高可用クラスタソフトで、IBMとの緊密な連携のもとに開発されている点が特徴。イグアスでは、2007年からORION HAの販売を本格的に行い、すでに150社ほどへ導入実績があるが、さらに広く提案していく考えという。また今後は、System pや、System iの中規模環境についてもHAソリューションのラインアップを広げ、ビジネスを拡大していく意向である。



URL
  株式会社イグアス
  http://www.i-guazu.co.jp/
  JBサービス株式会社
  http://www.jbsvc.co.jp/
  日本ビジネスコンピューター株式会社
  http://www.jbcc.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.jbcchd.co.jp/information/pres0808-29.htm


( 石井 一志 )
2008/08/29 17:25

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