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日本オラクル、新本社ビル「オラクル青山センター」の落成式を開催

“地上24階の茶室”も公開

オラクル青山センター
 日本オラクル株式会社は9月3日、新本社ビルとなる「オラクル青山センター」の落成式を開催した。

 新本社ビルは青山通り沿いで、地下鉄外苑前駅に直結するほか、直近に秩父宮ラグビー場、伊藤忠本社ビルなどがある好立地。これまで、日本でのビジネス拠点としては、日本オラクルが紀尾井町に本社を設けていたほか、米本社による買収企業の日本での受け皿となっていた日本オラクルインフォメーションシステムズ(OIS)は、旧ピープルソフト日本法人の本社があった永田町のオフィスをそのまま利用していた。加えて、OISに吸収された買収企業の日本法人のオフィスが都内各地に散在するなど、分散された状態で効率が悪かったという。今回は、これらのオフィスを基本的にはすべて統合する形となり、9月16日までに入居がほぼ完了するとのこと。

 落成にあたって、日本オラクルの代表執行役社長 最高経営責任者の遠藤隆雄氏は、「入社以来、このビルに入居できるのを今か今かと待ち望んでいたが、今週月曜日にやっとこのビルに移れた。通常であれば嫌だなぁと思いながら来るところでも、今は楽しい気分で出社できている」と、冗談交じりにあいさつ。「社員がうきうきわくわくできる環境ができたと感じているが、職場環境が明るくなると社員の心も明るくなる。社員の心が明るくなると、お客様にご満足いただけるような提案ができ、結果として当社のビジネスも明るくなる、というようにつながっていくよう期待している」とも述べた。

 なお、オラクル青山センターには、一般のオフィスのほか、データセンターやトレーニング施設も移設。順次、稼働を開始している状況である。


日本オラクル 代表執行役社長 最高経営責任者の遠藤隆雄氏 遠藤社長より、関係者に感謝状が贈られた テープカットも行われている

オフィス最上階の24階には、なんと茶室も設けられている 完成は10月1日の予定で、現状では未完成という つくばいも用意され、オフィスビルの24階とはとても思えない雰囲気

茶室の内部。おもに、「お取引先のおもてなしなどに利用する」計画という 茶室部分は、敷地面積が73.5坪、うち建物が30.5坪を占める

茶室とは打って変わって、近代的なデータセンター。1t/m2の床荷重に耐えられる堅牢な作りになっている データセンター向けに、ガスによる消火設備も備えた 日本オラクルのトレーニング部門「オラクルユニバーシティ」で利用される教室。全19部屋、252名を収容可能という


URL
  日本オラクル株式会社
  http://www.oracle.co.jp/


( 石井 一志 )
2008/09/03 16:44

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