 |
 |
|
|
| 最新ニュース |
|
|
|
|
|
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
NEC、2008年度上期連結決算は減収－ITサービス/SI分野は好調 |
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
||||||||||||||||||||||
|
日本電気株式会社（NEC）は10月30日、2008年度上期連結決算を発表した。売上高は前年同期比0.6％減の2兆1278億円、営業利益は51.2％減の134億円、経常利益は28.3％減の70億円、当期純利益は関係会社の株式売却益などにより65億円改善して18億円となった。
同社取締役執行役員常務の小野隆男氏は、「ITサービス/SI分野は全業種向けで堅調に推移した。ITプロダクト分野に関しても、基幹システム向けサーバーやストレージの出荷が好調だった。しかし、ネットワークシステム分野は国内の移動通信事業者が投資一巡したほか、為替変動の影響により減少した」と説明。営業利益に関しては、「ITプロダクト分野が増益となったものの、ネットワークシステム分野の開発費増と売上減の影響で前年同期と比べて18億円減少した」と、ネットワークシステム分野の不調が大きく影響したと述べた。
「携帯電話の国内出荷台数が前年同期と比べ、約3割増加の280万台となったことで売上に貢献した。PCに関しては、出荷台数は横ばいではあるものの、価格の低下の影響を受けた」（小野氏）と説明。「営業利益は、携帯電話の開発費が増加したことと、海外PC事業の悪化を受け、マイナス11億円となった。携帯電話の開発費は、ミドルウェアからアプリケーションの共通化・ブロック化に対する開発費であり、前倒しで進めたもの。下期はこの分の開発費がなくなり、開発効率も高まる予定」とした。
「IT/NWソリューションのうち、ITサービス/SI分野がセキュリティ・コンプライアンスなどが好調。ITプロダクトもメインフレーム向けサーバーが改善しており、下期も継続する見込み。これらによりどちらも増収増益を見込んでいる。ただし、ネットワークシステムは売上減少のほか、開発費増により利益が大幅に減少する見込み」と説明。 モバイル/パーソナルソリューションでは、携帯電話の出荷台数を約2割増としたほか、国内PCの出荷見込み台数が対前年比で増加する見通しであることも発表。「携帯電話は競争力のある製品を投入したことでシェアアップにつながった。PCについては、ネットブックに注目が集まっているものの、直接競合しているとは考えていない」と説明した。ただし、営業利益に関しては、上期の携帯電話開発費増や新市場参入費用の増加などにより大幅に減少する見込み。 株式市場の低迷の影響については、「1000億円を超える含み損が発生するおそれはある。場合によっては、純利益がマイナスになるおそれもある」とした。 ■ ＵＲＬ 日本電気株式会社 http://www.nec.co.jp/ 2008年度 第2四半期連結決算概要 http://www.nec.co.jp/press/ja/0810/3001.html 業績予想の修正に関するお知らせ http://www.nec.co.jp/press/ja/0810/2205.html ■ 関連記事 ・ NEC、2008年度第1四半期は減収減益－PCは12.7％増の62万台出荷（2008/08/01）
（ 福浦 一広 ）
|
