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マンハッタン・アソシエイツ、SCMソリューションのグローバル事業戦略を説明 |
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まず、イベントのために来日中の米Manhattan Associates プレジデント兼CEOのピート・シニシガリ氏がグローバルでの事業概況を説明。「当社は、1990年の創業以来、SCM分野に特化して事業を展開。顧客のサプライチェーンの効果と効率を最適化する、テクノロジーベースのソリューションのグローバルリーダーを目指している。売り上げは好調に推移しており、創業から一貫して増加し続け、最近5年間の売上高年平均成長率は15％を達成している。2007年度のSCM市場シェアでは第3位のポジションにあるが、SCM専門ベンダーとしては世界最大規模であり、今後5～10年先を見通しても、SCM分野で先行して研究開発を進めている当社の優位性は、さらに高まるだろう」と、今後の成長にも自信を見せた。 また、グローバルでの事業展開については、「現在、世界13カ国に26の活動拠点を設置しているが、全従業員2250人のうち約1000人が米国内、約1000人がアジア地域、残りが欧州地域で勤務している。中でもアジア地域の約1000人については、そのうち約800人がインドのバンガロールにある開発拠点に在籍している。つまり、全従業員の約3分の1が研究開発に携わっているということ。顧客からの期待に応え、それをさらに上回るSCMソリューションを提供するために、積極的に研究開発への投資を行っている。そして、当社では、他社にはない豊富なSCMソリューションを用意し、各業界・業種のニーズにあわせて提供している。特に、高度な物流ニーズのある分野での相性が良く、小売り/消費者直販や消費財の物流管理において多くの実績をもっている」と述べた。
そして、今後の方針について、「顧客はサプライチェーンを武器に競争力をさらに強化しようと考えている。当社では、こうしたニーズに対応するため、今後も日本市場において物流の重要性を強調し、企業の競争力を左右する武器としての意識を高めていく。また、日本の多国籍企業が国際競争を勝ち抜くために役立つ革新的なSCMソリューションを提供し続けていく」考えを示し、“グローバル規模で考え・地域ごとに実践”する戦略を継続していくことを強調した。 なお、日本市場への導入事例として、10月30日に発表した清和海運への倉庫管理システム（WMS）導入について説明を行った。今回、清和海運では、3カ所の物流センターを新規1カ所に集約することにともない、WMSの導入を決定。マンハッタン・アソシエイツの「WM built on Microsoft .NET版」を採用し、2008年1月に導入を完了したという。 WMSの導入によって、清和海運では、パートタイム従業員を含む、すべての倉庫内従業員による正確なピッキング作業を実現。また、無線ハンディ端末と倉庫管理システムとの連携により、リアルタイムでの倉庫管理を可能にしたほか、固定ロケーションからフリーロケーションに移行することでスペース効率の向上も実現した。さらに、循環棚卸しによる、精度の高い入出荷が可能になったとしている。 ■ ＵＲＬ マンハッタン・アソシエイツ株式会社 http://www.manh.co.jp/
（ 唐沢 正和 ）
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