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富士通とSAPジャパン、EIMソリューション提供で協業強化


 富士通株式会社とSAPジャパン株式会社は11月5日、EIM(Enterprise Information Management)分野で協業を強化すると発表した。

 EIMは、ERPで管理されている膨大なデータを分析し、経営に役立つ情報に可視化する仕組み。企業の戦略立案、計画策定や業務における意思決定など、あらゆる組織や役割において日常的な情報活用が行えるようにするもの。SAPでは、旧Business Objects買収により、Business Objectsが持つデータ可視化ソリューションとSAPソリューションを統合することで、EIMソリューションとして提供している。

 富士通は1995年よりBusiness Objects製品の日本語化に取り組むなど積極的に展開しており、富士通グループ全体で300社以上のユーザー企業に対し導入するといった実績を持っている。

 今回の協業により、SAPジャパンのEIMソリューション導入を共同で推進する「EIMソリューションセンター」を富士通ソリューションスクウェア内に設置。両社の技術者・コンサルタントによる専門チームを結成し、企画・提案・サポートを共同で推進する。また、EIMソリューションを活用するための業種別シナリオも策定する。そのほか、EIMソリューションの技術検証プロジェクトを共同で行い、データ可視化ソリューションの連携ノウハウと手順の蓄積も行うとしている。



URL
  富士通株式会社
  http://jp.fujitsu.com/
  SAPジャパン株式会社
  http://www.sap.com/japan/
  プレスリリース
  http://pr.fujitsu.com/jp/news/2008/11/5.html


( 福浦 一広 )
2008/11/05 13:01

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