東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)と株式会社テクノスジャパンは12月4日、SAP事業におけるSOA分野で本格的に協業開始すると発表した。統合アプリケーションプラットフォーム「SAP NetWeaver」を活用したSOA構築サービスを共同で提供する。
B-EN-Gはこれまで、SAP ERPをはじめとするアプリケーションの企業導入を数多く手掛けてきた。特にSOAへのSAP NetWeaver活用は同社の得意分野という。一方、テクノスジャパンは1994年からSAPジャパンのパートナーとしてシステム導入コンサルティングを行ってきた。両社はこれまでにもSAPシステム導入プロジェクトで協業するほか、B-EN-Gが独自に開発した生産・販売・物流パッケージ「MCFrame」をテクノスジャパンが販売するなど、ビジネスパートナーとして協業を行ってきた。
今回は、SAP事業におけるSOA分野でさらに提携関係を強める。具体的には、SAP NetWeaver技術領域の相互補完、プロジェクト遂行要員の相互共有、共同研究による技術力強化を行う。
SAP NetWeaverは、「ユーザーインタフェース層」「統合層」「サービス層」「アプリケーション層」に分類されるが、両社それぞれ強みとする層が異なるため、相互補完を図るとともに、リソースの共有も進める狙い。両社共にSOA推進専門組織を抱えており、合算することで要員数は40名となる予定だ。
このほか、月1回の技術情報交換会を開催し、SAPジャパンの研究センター「SAP Co-Innovation Lab Tokyo」を通じて得た最新技術情報の交換や、見込み客への適用検討を共同で行うとしている。
■ URL
東洋ビジネスエンジニアリング株式会社
http://www.to-be.co.jp/
株式会社テクノスジャパン
http://www.tecnos.co.jp/
ニュースリリース
http://www.tecnos.co.jp/news/2008/081204.html
( 川島 弘之 )
2008/12/05 12:31
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