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インテル吉田社長、「2009年は先進技術で元気のない世の中を盛り上げる」


代表取締役社長の吉田和正氏

0から9の数字にかけて10大ニュースを発表
 インテル株式会社は12月9日、記者向けの「インテル・デジタル・エンタープライズ・アップデート・ミーティング」を開催。同社代表取締役社長の吉田和正氏より、2008年のトピックと2009年への意気込みなどが語られた。

 吉田氏は、今年のトピックを10大ニュースとして紹介。「Atomプロセッサは、NetbookだけでなくMIDや組み込み、コンシューマの4つの市場に向けて発表した。そのうち、Netbookの普及はユーザーに対して大きな期待感を与えた」と、第1世代でありながら、Atomが大きく支持されたと説明。「マザーボードの小型化などにより、今後新しい市場創造と、さらなるビジネス展開につながっていくだろう。これからが楽しみな製品」と、Atomの可能性を強調した。

 また、AtomからXeonまで、すべてのセグメントで45nmプロセス技術で製造されたプロセッサを投入したのも2008年の大きなトピック。「45nmプロセスの製品は2007年11月に発表したばかり。それがこの1年で65nmプロセス製品と出荷比率で逆転するまでになった」と、新技術を確実に市場に投入してきたと述べた。

 新製品としては、Core i7、6コアXeon 7400番台、Centrino 2、vPro、SSDなどを投入。「Core i7は深夜イベントを開催するなど、将来に対する期待を伝えることができたのではないだろうか。2008年はさらなる性能向上を図っていく」と、技術革新を続けていくと説明。Centrino 2については、「Centrinoを投入してから今年で5年目。ノートPCの出荷台数は、Centrino投入時はデスクトップPCの半分程度。また、ワイヤレスLANが搭載されたノートPCも少なかった。それが今ではデスクトップPCに並ぶほどの出荷台数となるなど、力強い成長を遂げている」と、Centrinoが市場をけん引したと紹介。「2009年は、WiMAXの商用サービスが開始するなど、さらにモバイルインターネットが進展するだろう」とした。

 エンタープライズ分野に関しては、「すべてのセグメントで45nm製品を展開したのが2008年。また、Xeonの高い電力効率に対して、グリーンITアワード2008で商務情報政策局長賞を受賞させていただいた」と、エンタープライズでも新たな製品展開ができたと紹介。「最新のvProではセキュリティと運用管理をさらに強化しており、企業の変革に影響を与えるテクノロジーとなっている。また、エンタープライズではパートナーとのエコシステムも重要」と、企業に対してパートナーと共に幅広いサポートを提供していくとした。

 そのほか、デジタルヘルスや教育分野への取り組みも紹介。「デジタルヘルスでは、MCA(Mobile Clinical Assistant)プラットフォームのTOUGHBOOKを市場に投入することができた。教育分野では、ICT教育の有効性について内田洋行と検証中」と、今後も新市場の開拓を継続する考えを示した。


インテルアーキテクチャを中心に、さまざまな世界を展開
 2009年については、引き続きインテルアーキテクチャを中心とした技術によって、さまざまな世界を実現すると説明。「インテルアーキテクチャで知られているのは、デスクトップPC、ノートPC、サーバーの3つだけ。それ以外にもさまざまな機器にも展開しており、これらを生かしてどのような成長戦略を作り上げていくかが重要」と、市場創造を重視する姿勢を示した。

 「(経済状況の悪化などにより)全般的に元気がないので、インテルがリーダーシップをとって盛り上げていきたい。インテルはスローダウンすることなく、力強く進んでいく。あまのじゃくではないが、世の中が悪ければ悪いほど、元気にいく」と、2009年は市場の盛り上げ役として積極的に展開する考えであると強調した。



URL
  インテル株式会社
  http://www.intel.co.jp/


( 福浦 一広 )
2008/12/10 00:00

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