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ラック、RSAセキュリティのフィッシング閉鎖サービスを販売開始
株式会社ラックとRSAセキュリティ株式会社は12月10日、フィッシングサイト閉鎖サービスで協業すると発表した。両社は販売代理店契約を締結し、ラックが「RSA FraudAction」の販売を同日より開始する。
RSA FraudActionは、フィッシング対策としては珍しい、サイトの閉鎖までを行うサービス。機動的なフィッシング対策として、世界185カ国で10万サイト以上の閉鎖実績があるという。フィッシングサイトが新たに出現した場合にも早期に閉鎖して利用者を保護できることから、銀行・証券・保険などの業種で導入が進んでいる。
閉鎖までの流れは、導入ユーザーがフィッシングサイトらしき情報をつかむと、その報告を受けたRSAセキュリティがISPなどの協力を得てサイトを閉鎖する。サイトをシャットダウンするまでの間にダミー情報を大量に送り込み、盗まれた情報を希釈化したり、犯罪者の行動を追跡したりする対抗措置が実施されるほか、米RSAの「オンライン不正対策司令センター(AFCC)」における24時間365日の情報収集・分析により、能動的にフィッシングサイトを見つけ出して閉鎖するサービスも提供される。
導入契約後、直ちにサービスを利用できるのが特長で、専用ソフトをPCにインストールしたり、導入ユーザーがフィッシングサイトの真偽を確認したりする必要もない。12月3日の時点で、みずほ銀行、三井住友銀行、りそな銀行、ゆうちょ銀行、ジャパンネット銀行、野村證券、JCBをはじめとする28社の国内導入事例がある。
ラックは、外部からの攻撃による事故の予防・防御、インシデントレスポンスといった従来のサービスに加え、RSA FraudActionの販売を開始することで、網羅的なセキュリティサービスを提供。ユーザーの自己防衛だけでは対応できないリスクを含めて管理することが可能になるとしている。
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URL
株式会社ラック
http://www.lac.co.jp/
RSAセキュリティ株式会社
http://japan.rsa.com/
プレスリリース
http://japan.rsa.com/press_release.aspx?id=9817
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( 川島 弘之 )
2008/12/10 16:58
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