日本電気株式会社(以下、NEC)は12月11日、レッドハット株式会社のオープンソースの統合ミドルウェア「JBoss Enterprise Middleware」の製品サブスクリプションおよびトレーニングコースの販売を開始したと発表した。
JBoss Enterprise Middlewareは、J2EEおよびJava Enterprise Edition 5(Java EE5)完全準拠のアプリケーションサーバーを中心とした基盤ソフトウェアと、システム開発を支援するフレームワークで構成されたミドルウェア製品群。
今回同社が取り扱うのは、アプリケーションサーバー製品「JBoss Enterprise Application Platform」、SOAベースのサービス統合基盤「JBoss Enterprise SOA Platform」、企業ポータル構築のための開発基盤「JBoss Enterprise Portal Platform」、Javaオブジェクトの永続化のためのフレームワーク「JBoss Hibernate Framework」、BPMエンジン「JBoss jBPM Framework」、業務ルールの定義と管理をシステム化する「JBoss Rules Framework」の6製品。
そのほか、JBoss Enterprise Middlewareを使って開発・運用のトレーニングをNECラーニングより提供する。
同社は旧JBoss時代の2005年からアプリケーションサーバーを取り扱っていたが、オープンソースソフトウェアのサービス基盤に対するニーズに対応するために、今回SOAなど全製品を取り扱うことにしたと説明。両社共同で販売活動をおこなうほか、セミナーの共同開催などを今後行っていくとしている。
■ URL
日本電気株式会社
http://www.nec.co.jp/
プレスリリース
http://www.nec.co.jp/products/soft/press/ja/0812/1101.html
( 福浦 一広 )
2008/12/11 13:00
|