ベリングポイント株式会社と日本オラクル株式会社は1月27日、製品の設計・開発業務管理の分野で協業を強化すると発表した。日本オラクルの「Agile PLM」を活用して、SCM(サプライチェーン管理)とPLM(製品ライフサイクル管理)の連携基盤を構築し、設計・開発業務の改革に取り組むための環境を短期間で整備できるよう、両社で支援していくという。
導入にあたっては、ベリングポイントが提供する設計・開発環境の成熟度診断ツール「PLMクイックスキャン」を活用。業務プロセスの成熟度レベルを、レーダーチャートなどを用いてわかりやすく可視化し、問題点を抽出する。ここで明らかになった成熟度レベルをもとに、Agile PLMの導入効果や業務改革のロードマップを作成するため、短期での業務再構築が可能になるとのこと。
ベリングポイントでは、SCM/PLMを専門とする約250名のコンサルタントを抱えており、今回のソリューション提供では、これらの人員を中心に、日本の製造業向け営業部門と一体になって、国内でのビジネスを推進したい考え。具体的な取り組みとしては、PLMクイックスキャンの提供にとどまらず、業務改革のロードマップ策定、業務改革、IT基盤構築、保守運用までのサービスを、総合的に提供するという。
このほか両社では、営業活動やマーケティング活動なども共同で行う計画で、まず2月27日に、東京・青山の日本オラクル本社において、「製品ライフサイクルマネジメント(PLM)視点から実現する事業改革の3つの勘どころ」を共同開催し、今回提供するソリューションを訴求するとしている。
■ URL
ベリングポイント株式会社
http://www.bearingpoint.co.jp/
日本オラクル株式会社
http://www.oracle.co.jp/
ニュースリリース
http://www.oracle.co.jp/news_owa/NEWS/news.news_detail?p_news_code=1965
( 石井 一志 )
2009/01/27 11:40
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