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NEC、第3四半期連結決算は大幅減益－2万人超の削減含む収益構造改革を実行 |
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2008年度第3四半期累計では、売上高は前年同期比3.7％減の3兆761億円、営業損益は548億円悪化のマイナス114億円、経常損益は621億円悪化のマイナス428億円、当期純損失は1190億円悪化のマイナス1290億円となった。 IT/NWソリューション事業の第3四半期（10～12月）実績は、売上高が前年同期比3.6％減の5914億円、営業利益は44億円減の116億円。このうち、ITサービス/SI分野の売上高は、前年同期比1.3％減の1753億円。ITプロダクト分野の売上高は、前年同期比3.2％減の1229億円。ネットワークシステム分野の売上高は、前年同期比6.6％減の2289億円。社会インフラ分野の売上高は、前年同期比0.9％増の643億円。 モバイル/パーソナルソリューション事業の第3四半期（10～12月）実績は、売上高が前年同期比2.9％減の1994億円、営業損益は48億円悪化のマイナス24億円。このうち、モバイルターミナル分野の売上高は、前年同期比4.3％増の918億円。パーソナルソリューション分野の売上高は、前年同期比8.3％減の1076億円。 エレクトロンデバイス事業の第3四半期（10～12月）実績は、売上高が前年同期比26.5％減の1559億円、営業損益は前年同期比234億円悪化のマイナス202億円。そのうち、半導体分野の売上高は、前年同期比25.5％減の1273億円、電子部品その他は30.6％減の286億円となった。
売上高の減少分をセグメント別に見ると、IT/NWソリューション事業が1100億円減、モバイル/パーソナルソリューション事業が1100億円減、エレクトロンデバイスが1450億円減、その他が350億円減。 営業損益の減少分をセグメント別に見ると、IT/NWソリューション事業が360億円減、モバイル/パーソナルソリューション事業が170億円減、エレクトロンデバイスが770億円減、その他が200億円減。
矢野氏は、「来期に向けても厳しい環境は変わらず、むしろ悪化するとみている。来期は非常に厳しい年になるだろうが、NECグループを革新する1年としたい。これまでも実行しているが、生産革新を事業のあらゆる部分で生かし、無駄をなくしていく。これと並行しながら、400億円の新しいIT投資も継続して行い、全社の見える化を引き続き推進する。景気回復後の成長フェーズに向け、事業構造改革と収益構造改革の2つを同時に実現する」とした。 ■ ＵＲＬ 日本電気株式会社 http://www.nec.co.jp/ 2008年度 第3四半期連結決算概要 http://www.nec.co.jp/press/ja/0901/3001.html ■ 関連記事 ・ NEC、2008年度上期連結決算は減収－ITサービス/SI分野は好調（2008/10/31）
（ 福浦 一広 ）
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