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ソフトウェアAGが2009年の事業戦略を発表、日本市場でのビジネス拡大に意欲 |
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説明会では、ソフトウェアAG 代表取締役のコリン・ブルックス氏が、グローバルおよび日本国内における2008年度の業績報告と2009年度に向けた事業戦略を説明。また、独本社バイスプレジデント兼副CTOのギドー・ファルケンベルグ氏が、同社の製品ビジョンと製品戦略などを解説した。 まず、ブルックス氏は、ここ数年の業績推移について触れ、「当社は過去5年間業績を拡大し続けており、四半期での売上高、利益ともに目標をすべて達成している。2008年度（2008年12月期）も、厳しい経済環境の中で、グローバルでの連結収益は前年度比16％増の7億2100万ユーロに達し、製品売り上げも同19％増の5億3900万ユーロと好調に推移した。特に2006年に買収したwebMethods事業に関しては、同33％増の3億1500万ユーロと大幅な成長をみせており、今後も引き続き当社のけん引役になると期待している」と述べた。 日本市場での業績も順調に拡大しており、「日本市場については1974年からビジネス展開しているが、2005年から従来の代理店経由の販売モデルを直販モデルに転換し、本格的に事業拡大に取り組んできた。この結果、2007年度には前年度比3倍の売り上げを実現し、2008年度も同32％増の44億円に達した」（ブルックス氏）という。 2009年度の売り上げ見通しとしては、グローバルでは前年度比4～8％、日本市場では同20～25％の成長を予測している。これにより、グローバルでの売り上げに占める日本市場のシェアをこれまでの4％から5％に引き上げる。ブルックス氏は、「日本市場では、現在250社の顧客をもち、そのうち100社がwebMethods製品のユーザーとなっている。今後は、引き続き既存ユーザーのインストールベース拡大に注力するとともに、新規ユーザー向けのセールスチームを設置し、ほかの国での成功事例をベースにさらなる市場開拓を目指す。日本市場の売上比率を高めることで、グローバルにおける成長を支えていく」との方針を述べた。
また、ファルケンベルグ氏は、「一部で、SOAは死んだという表現がされているが、実情は、さまざまな企業がビジネス・プロセスの自動化にフォーカスしはじめており、SOAは成熟の段階に入ったといえるだろう。今後、SOAはビジネスの駆動力になると信じている」との考えを述べた。 続けて、webMethodsビジネス・インフラストラクチャ・スイートを構成する各カテゴリにおけるソリューションの特徴を導入事例を交えながら紹介。あわせて、ドイツで3月に開催される「CeBIT 2009」において、新たにコラボレーションツールを発表することも明らかにした。このツールは、社内外のユーザーによるコラボレーティブなビジネス・プロセス・モデリングを実現するもの。webMethodsのソリューションとしてサービス提供され、ITの知識がない人でも簡単に使えるように設計されているという。正式リリース時期は未定だが、2009年第1四半期にベータ版を提供する予定。
■ ＵＲＬ ソフトウェア・エー・ジー株式会社 http://www.softwareag.com/jp/
（ 唐沢 正和 ）
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