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ターボリナックス中期計画、OSSを利用した「サービス事業」を推進へ


 ターボリナックス株式会社は3月18日、新たな中期計画を発表。「ITプラットフォームサービス」「ITコミュニケーションサービス」を軸にOSSを利用したサービス事業を強化するとした。

 ターボリナックス、ターボソリューションズ、ゼンド・ジャパンをはじめとするグループ各社は、Linux・OSSをコアコンピタンスとする事業を推進し、OSからミドルウェア、アプリケーション、SI事業までの各分野で製品・ソリューションをワンストップで提供している。

 今後は、OSSを利用した「サービス分野」を展開していく方針。現在をその事業強化フェーズと位置付け、OSSコア技術やOSSアプリケーション開発のノウハウをベースに、「ITプラットフォームサービス」「ITコミュニケーションサービス」事業を順次展開し、SaaS普及の時勢に適合した新たな付加価値を提供するとしている。

 具体的には、4月より「ITプラットフォームサービス」と「ITコミュニケーションサービス」それぞれで新サービスを開始する。

 前者では、中国市場における事業拠点の開設や代金回収サービスなど、中国でのビジネスをサポートする総合的なビジネスインフラの提供を開始。併せて、チャイナサットコム・グループとの協業により、データセンター事業・IP電話事業において、OS開発やシステム構築のノウハウを生かした付加価値サービスを提供するという。

 後者では、OSSベースのIP-PBX「InfiniTalk」のソリューション展開を実施するほか、LinuxとWindowsの混在環境でActive Direcoryによる統合管理を実現する「Linux Connector for Active Directory」の提供を強力に進める方針。

 「OSSをベースとしたライセンス事業と並行して、新たにサービス事業を積極展開することで、企業システムに求められるセキュアで安定した柔軟性の高いプラットフォームとコミュニケーションインフラを提供。サービスを通してOSSの利点がユーザーメリットに結びつく事業を推進していく」(ターボリナックス)。



URL
  ターボリナックス株式会社
  http://www.turbolinux.co.jp/
  ニュースリリース
  http://www.turbolinux.co.jp/cgi-bin/newsrelease/index.cgi?date2=20090218110210&mode=syosai

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( 川島 弘之 )
2009/03/18 11:44

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