マイクロソフト、Windows Server 2008 R2導入を見据えたライセンス割引キャンペーン
マイクロソフト株式会社は4月1日、次期サーバーOSであるWindows Server 2008 R2の早期施策として、「Windows Server 2008 R2 アップグレード キャンペーン」を同日より開始すると発表した。期間は6月30日まで。
Windows Server 2008 R2は、次期クライアントOSのWindows 7と同じカーネルを利用したサーバー向けOS。現在はベータ版が提供されている段階だ。同製品では、仮想化ハイパーバイザの新版「Hyper-V 2.0」が搭載されるほか、リモートアクセスを改善する「BranchCache」、消費電力制御など、多くの新機能が搭載される。
今回発表されたキャンペーンでは、Windows Server 2008を購入したユーザーに対し、Windows Serverの「ライセンス&ソフトウェアアシュアランスパッケージ」(以下、L&SA)を割引価格で提供する。L&SAは、製品ライセンスと保守ライセンス(ソフトウェアアシュアランス)をセットにしたパッケージ。これを購入すると、次期バージョンがリリースされても、保守ライセンスの有効期間内(2年もしくは3年)であれば無償で製品ライセンスをバージョンアップできるため、Windows Server 2008 R2へのアップグレードも可能になるとしている。
対象は、Windows Server 2008 Enterprise/Standardで、マイクロソフトの企業向けライセンスプログラム「Select」では約15%の割引価格で提供される。またWindows Server 2008 Standardについては、中小規模向けライセンスプログラム「Open Business/Value」も対象となり、約20%の割引価格が設定されている。