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NTT Comとマイクロソフト、ユニファイドコミュニケーション分野で協業を強化


 エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)とマイクロソフト株式会社は4月15日、ユニファイドコミュニケーションソリューション「.Phone Collaboration with Microsoft Office Communications Server」を共同で提案・販売すると発表した。企業向けIP電話ソリューション「.Phone IP Centrex」とMicrosoft Office Communications Server 2007(以下、OCS 2007)を連携させたソリューションで、8月の提供開始を予定する。

 このソリューションでは、拡張性に優れた音声ネットワークを構築できる.Phone IP Centrexと、企業の生産性を向上させるMicrosoft Office system、Windows Serverの融合により、音声とデータを統合的に扱えるコミュニケーション基盤を提供可能。日々変化する事業環境に適切、迅速に対応でき、企業の俊敏性が向上する。

 具体的な機能としては、プレゼンス(在席情報)を.Phone IP Centrexの転送機能と連携させる機能を搭載。ユーザーは使用するデバイスや場所、時間を意識せずに電話やボイスメールを受けられるようになるという。また、PCアプリケーション上でクリック操作を行えばシームレスに.Phone IP Centrexによる通話に移行できるため、アクションの切り替えによる思考の中断がなくなり、生産性の高いワークスタイルを実現できるとのこと。

 さらに、.Phone IP Centrexを用いた音声設備のネットワークへの集約や、企業内の拠点間、外出中の担当者との通話料金定額化、といったメリットも得られ、プレゼンスの活用によるコミュニケーションロスの削減も含めた、トータルなコスト削減効果が得られるとしている。

 なおNTT Comとマイクロソフトは、企業の新しいコミュニケーション基盤の提供に向け、今後も継続して販売、マーケティング活動を行っていく意向である。



URL
  エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
  http://www.ntt.com/
  マイクロソフト株式会社
  http://www.microsoft.com/japan/
  ニュースリリース
  http://www.ntt.com/release/monthNEWS/detail/20090415.html


( 石井 一志 )
2009/04/15 19:20

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