クオリティ、クライアント管理を強化したセキュリティ統合基盤ソフト


 クオリティ株式会社は4月20日、セキュリティ統制の統合基盤ソフト新版「QAW Ver.3.5/QND Plus Ver.9.5」を発表した。新たに「クライアントモジュールの自動配布」「検疫」「消費電力の制御」といった機能が追加された。

 QAW/QND Plusは、クライアントPCのスペック、利用状況などを把握するIT資産管理ツール。収集されたクライアントPC各種情報を台帳化して一覧表示するほか、ポリシーベースの構成維持・管理、クライアントPCのリモート操作などが行える。

 新版では、QAW/QND Plus共通の新機能として、新規に導入されたクライアントPCにクライアントモジュールを自動配布する機能、および一定期間インベントリが収集されていないPCの管理機能が追加された。

 QAW特有の新機能としては、管理対象外のクライアントPCがネットワーク接続された場合に遮断や、ポリシーの定期チェックと是正、ポリシーに合致しないクライアントPCの利用を抑止するといった検疫機能が搭載されている。

 ほかにもクライアントPCの電源を管理する「グリーンITプラグイン」を用意。Windowsの電源オプションを遠隔からコントロールし、待機中の消費電力を削減することが可能。

 参考価格は、QAWが100クライアントで120万円(税別)、500クライアントで450万円(同)。QND Plusが100クライアントで80万3000円(同)、500クライアントで300万円(同)。クオリティの販売パートナーを通じて販売し、年間25万クライアント、8億円の売り上げを見込む。


(川島 弘之)

2009/4/20 17:16