米Microsoft、仮想化やSOA対応を強化した「BizTalk Server 2009」発表
米Microsoftは4月27日(米国時間)、システム統合サーバーの最新版「Microsoft BizTalk Server 2009」を発表、Microsoft Developer Network(MSDN)登録者向けに提供を開始した。5月1日から日本語を含む9言語で一般向け提供を開始。「Enterprise」「Standard」「Branch」「Developer」の4エディションを用意する。
6回目のリリースとなる最新版では、仮想化対応を強化して、対応プラットフォームを拡大した。「Hyper-V」をサポートし、「Windows Server 2008」と組み合わせて、仮想化環境で稼働させることができる。Enterprise Editionでは、仮想インスタンスと仮想マシンを無制限にサポートする。Windows Serverのほか、「Microsoft Visual Studio 2008」「Microsoft SQL Server 2008」など同社の最新のサーバー技術に対応する。
SOAでは、SAP、PeopleSoft、JD Edwards、Siebel、Oracle E-Business Suiteなど主要業務アプリケーションを含む25以上のアダプタを用意、接続性と相互運用性を強化した。ビジネスアクティビティを監視する「Business Activity Monitoring(BAM)」も改善し、データ収集やアクセス関連の複雑さを緩和するという。
また「BizTalk RFID Mobile」の統合によって、「Windows Mobile」端末などでBizTalk ServerのRFIDを利用可能となった。TDT(Tag Data Translation)とLLRP(Low Level Reader Protocol)の両業界標準技術をサポートしたRFID機能パックも提供する。
2009/4/28 08:39