NEC、セキュリティ対策との統合に対応した資産管理ソフト新版


 日本電気株式会社(以下、NEC)は5月11日、資産管理ソフトウェアの新版「WebSAM AssetSuite Ver3.0」を発表した。スケーラビリティの向上やセキュリティ対策の一元管理などを実現している。価格は207万円(税別)から。

 WebSAM AssetSuiteは、IT機器やソフトウェアライセンスといったIT資産のみならず、器具・備品などのあらゆる資産情報を統合管理できる資産管理ソフトウェア。新版では、IT資産管理の対象となるサーバーや端末の台数を、従来の4万台から20万台まで拡大し、グループ会社を含めた全社レベルでの統合的な資産管理をサポートした。

 また、自社のセキュリティ対策ソフトウェア「InfoCage セキュリティリスク管理」との製品統合によって、IT資産情報とセキュリティ対策情報が同一の構成管理データベースに登録可能になり、一元的な管理を実現。さらに、必要なパッチ適用情報をNECが定期的に提供し、その情報をエンドユーザーの端末へ配信する機能を備えており、パッチ適用漏れを防止できる。

 加えて今回は、人間工学に基づいた、ミスの起きにくいGUIを採用。視認性や操作性が向上しているとのこと。

 価格はWebSAM AssetSuite Ver3.0単体の場合で207万円から。InfoCageセキュリティリスク管理やパッチ強制適用サービスとのセット製品「WebSAM AssetSuite Ver3.0 セキュリティリスク管理パック」は366万8000円(同)から。前者は5月29日、後者は6月30日より出荷を開始する。なお、NECでは今後3年間に100システムの販売を目指している。


(石井 一志)

2009/5/11 17:08