米Oracle、サーバー仮想化のVirtual Ironを買収


 米Oracleは5月13日(米国時間)、サーバー仮想化管理ソフトベンダーの米Virtual Iron Softwareを買収することで合意したと発表した。自社の仮想化技術を補完するもので、買収金額などの条件は公表していない。手続きは規制当局の承認を経て、今夏に完了する見通し。

 Virtual Ironは、オープンソースの仮想化技術「Xen」をベースにしたサーバー仮想化管理。動的なリソース管理が特徴で、物理サーバー間での仮想サーバー移動、高可用性、消費電力管理などの機能も持つ。米VMware、米Citrix、米Microsoftなどと競合する。

 OracleもVirtual Ironと同様にXenベースの自社仮想化技術「Oracle VM」を持っており、買収によって、これを補完。仮想環境と物理環境を包括的に管理し、より動的なリソース管理、キャパシティ利用の最適化、管理機能の強化などのメリットがあるとしている。



(Infostand)

2009/5/15 08:48