日本HP、大規模開発環境などに対応した機能テスト自動化ソフト新版


 日本ヒューレット・パッカード株式会社は5月19日、アプリケーションの機能テスト自動化ソフトウェアの最新版「HP QuickTest Professional software 10.0(以下、QTP 10.0)」を発表した。

 QTPは、Windows対応のアプリケーション開発におけるブラックボックステストを自動実行する機能テストツール。テストの作成とメンテナンスを容易にする、キーワード駆動型テスト機能を採用。テスト担当者は、専用のキャプチャ技術を使用して、アプリケーションから直接フローを取得して、テストケースを構築することができる。

 最新版のQTP 10.0では、QTPで利用するテストリソースを総合品質管理ソフトウェア「HP Quality Center software 10.0」内で集中管理できるように機能を拡張。より大規模なアプリケーション開発環境やオフショア開発、アウトソーシング開発などのニーズに対応した。

 また、アプリケーション実行時のシステムリソースをチェックする「ローカルシステムモニタリング」を新たに用意。これにより、メモリリークなどクライアントアプリケーションの性能問題の検出が可能になっている。

 そのほか、テスト結果レポートをPDFやWord文書形式で出力したり、テスト結果レポート内に画面ショットや任意の図を挿入できるなど、レポート作成機能の拡張も行われている。

 価格は、128万円(税別)から。出荷開始は6月1日。



(福浦 一広)

2009/5/19 15:08