住電情報、既存システムとの連携を強化したWebワークフローシステム新版
住友電工情報システム株式会社(住電情報)は5月19日、Webワークフローシステムの新版「楽々WorkflowII Ver.5.0」を発表した。同日より販売を開始する。
楽々WorkflowIIは、業務プロセスを可視化し、業務の効率化を図るためのWebワークフローシステム。新版では、既存システムとの連携機能強化と、ユーザビリティの向上を実現している。まず、既存Webシステムから楽々WorkflowIIのワークフロー機能を利用するためのAPIを新たに追加。すでに利用しているWebシステムにWeb APIのURLを指定するだけの簡単な修正で、楽々WorkflowIIをワークフローエンジンとして連携させることが可能になった。また、業務担当者の操作性を重視して画面レイアウトを一新し、直感的な操作が行えるようにした。旧デザインも引き続き選択可能で、ユーザーは必要に応じて切り替えて利用できる。
さらに、管理者向けに提供していたワークフロー経路設定におけるGUI機能を、一般ユーザー向けに解放した。申請者が承認経路を設定したり、承認者が経路を追加・変更したりする場合に、「承認」「閲覧」「回覧」などのアイコンを選択し、マウスを使って線で結ぶだけの直感的な操作が可能になったとのこと。このGUIによる経路設定機能は、日本語と英語、中国語(簡体字)に対応する。
1CPUあたりのライセンス価格は、Linux版とWindows版が250万円、UNIX版が350万円。このほか、基幹システム向けJava開発環境「楽々FrameworkII」の既存ユーザー、同時購入者向けの割り引きライセンス価格も用意されており、Linux版とWindows版が125万円から、UNIX版が175万円からとなっている。
2009/5/19 16:49