PFU、検索性を強化した「楽2ライブラリ」新版-ライセンス体系も見直し


楽2ライブラリ クライアントサーバ V5.0の画面イメージ

 株式会社PFUは5月21日、ドキュメント管理ソフトウェア「楽2ライブラリシリーズ」のラインアップを一新すると発表した。中小規模システム向け「楽2ライブラリ クライアントサーバ V5.0」、大規模システム向け「同 Document Manager V5.0」を提供するほか、ライセンス体系の見直しも行っている。

 楽2ライブラリシリーズは、直感的に操作できるドキュメント管理ソフトウェア。取り込んだ文書を電子的な「バインダ」に収録し、紙をぱらぱらめくるような簡単な操作で資料を確認することができる。法人向けの2製品と、個人向けの「楽2ライブラリ パーソナル」を提供しており、2009年3月末で累計7万ライセンスの出荷実績を持つ。

 今回の新版では、まず、キーワード検索の結果を1冊の仮想的なバインダに集めて出力する「仮想バインダ」機能が搭載された。集めた結果は簡単に閲覧できるだけでなく、実際に格納されているバインダのページへジャンプすることもできる。また、業務アプリケーションから直接楽2ライブラリにファイリングする機能を追加。仮想プリンタに印刷するだけで、楽2ライブラリへの登録が可能なほか、フォルダ監視機能によって、複合機からの文書取り込みにも対応している。

 加えて、楽2ライブラリ クライアントサーバ V5.0はWindows Server 2008 Foundation をサポート。楽2ライブラリ Document Manager V5.0では、ファイリング時に項目検索用のデータを付加する「テンプレート機能」、ファイルの持ち出しや印刷権限を制御するセキュリティ機能の追加と、前バージョンと比べて5倍の文書を格納できるスケーラビリティの強化などが行われた。

 価格例は、楽2ライブラリ クライアントサーバ V5.0のエントリパッケージ(1サーバー、5クライアント)が15万円から、基本パッケージ(1サーバー、10クライアント)が25万円から、楽2ライブラリ Document Manager V5.0の基本パッケージ(1サーバー、10クライアント)が70万円から。なお今回から、すでに持っている楽2ライブラリ パーソナルをクライアントライセンスとして利用できるように、サーバーライセンスのみの販売も行う。


(石井 一志)

2009/5/21 11:30