OKI、x86サーバー新6機種-2台のSSDを搭載可能なブレードサーバーも


if Server DL380 Generation 6

 沖電気工業株式会社(以下、OKI)は5月21日、x86サーバー「if Serverシリーズ」の新製品として、6機種14モデルを発表した。同日より販売を、6月中旬より出荷を順次開始する。

 リリースしたのは、タワー型の「ML350 Generation 6(G6)」3モデルと「ML370 G6」2モデル、ラック型の「DL360 G6」2モデルと「DL380 G6」2モデル、ブレード型の「BL460c G6」3モデルと「BL490c G6」2モデル。

 これら「if Serverシリーズ G6」では、低消費電力のコンポーネントや高効率電源を採用し、従来機種より省電力化を実現。CPUにはXeon 5500番台を採用し、いずれの機種においても、最大2基まで搭載可能となっている。メモリにはDDR3を採用。従来のDDR2比で、約25%の省電力が図られた。さらに電源では、AC/DC変換効率を高めたものを採用しており、同機種のGeneration 3と比較して、アイドリング時の消費電力がほぼ半減されているという。

 また、拡張性が向上されたのも特長。拡張I/Oスロット、大容量メモリスロット、HDDベイなどの拡張性を強化し、将来のシステム増強やサーバー仮想化・統合にも対応するスペックを備えたとする。

 個々の特徴としてタワー型のML350 G6では、最大2基・8コアのXeon E5504(2GHz)、標準4GB・最大144GBのメモリ、最大16台の3.5型HDD、7本のPCIスロットを搭載可能で、価格が20万1600円から。

 ML370 G6では、最大2基・8コアのXeon E5520(2.26GHz)、標準4GB・最大144GBのメモリ、標準8台・最大24台の2.5型HDD、10本のPCIスロットを搭載可能で、価格が32万4450円から。

 1Uラック型のDL360 G6では、最大2基・8コアのXeon E5504(2GHz)、標準4GB・最大144GBのメモリ、標準4台・最大8台の2.5型HDDを搭載可能で、価格が26万7750円から。

 2Uラック型のDL380 G6では、最大2基・8コアのE5504(2GHz)、標準4GB・最大144GBのメモリ、標準8台・最大16台の2.5型HDDを搭載可能で、価格が28万2450円から。

 ラック型のBL460c G6では、最大2基・4コアのXeon E5502(1.86GHz)、標準6GB・最大96GBのメモリ、最大2基の2.5型HDD(300GB)、専用拡張スロットを2本、標準2ポートの10Gigabit Ehternet(10GbE)を搭載可能で、価格が27万6150円から。

 BL490c G6では、最大2基・8コアのXeon X5570(2.93GHz)、標準6GB・最大144GBのメモリ、最大2基の2.5型SSD(64GB)、標準2ポートの10GbEを搭載可能で、価格が37万650円から。

 OKIでは、6月中旬より順次出荷を開始し、if Serverシリーズ全体で年間5000台の販売をめざす。


(川島 弘之)

2009/5/21 15:52