NRI、オープンソースを活用したSSO/統合ID管理ソリューション-コストを1/3に削減可能


 株式会社野村総合研究所(以下、NRI)は5月21日、統合ID管理とシングルサインオン(SSO)を実現する「OpenStandiaソリューション/統合ID管理」を発表した。

 OpenStandiaソリューション/統合ID管理は、オープンソースのOpenSSOを活用した統合ID管理・SSOサービス。NRIがこれまで提供してきたOpenSSOベースのシングルサインオンソリューションと、エクスジェン・ネットワークスのID管理製品「LDAPManager」を連携させ、SSOによるユーザーの利便性向上、統合ID管理によるシステム管理者の負荷軽減を実現する。

 サービスでは、現状確認・要件定義から設計、サーバー構築、テスト/リリースまでを全面的に支援するほか、保守サポートもNRI OpenStandiaのサポート窓口が、ワンストップで提供する。また、オープンソースソフトウェアの活用によりソフトウェアのライセンス費用と保守費用を抑えられる点も特徴。他社の商用製品のみで構築した場合と比べ、3000ライセンス規模の場合、ソフトウェアコストを約1/3に削減可能という。

 価格は、設計・構築サービスが450万円(税別)から、保守サポートサービスが年額150万円(同)から。NRIでは、今後3年間で50社へのサービス導入を目指すとしている。


(石井 一志)

2009/5/22 14:55