NRI、開発ルールの順守を担保できるSIフレームワーク新版


 株式会社野村総合研究所(NRI)は、SIフレームワークの新版「ObjectWorks+ R1.5」を6月1日より販売開始すると発表した。

 ObjectWorks+は、「実行基盤」と「開発基盤」からなるミドルウェア群と、それらの導入をサポートするプロフェッショナルサービスを組み合わせて提供されるSIフレームワーク。今回の新版では、システム構築時における設計、開発、テストの各工程において、開発ルールの順守を担保する機能が追加されている。具体的には、ObjectWorks+設計シートと自動生成されたソースコードを見比べて、その間の差異を検出する整合性チェックツールが追加された。これによって、オフショア開発時などに生じる成果物チェックの時間を短縮できるという。

 また、開発ルールに準拠したアプリケーション構造の統制などを、Java EE環境下で実現する各種機能も追加された。単体テストにおいて、アプリケーションを動作させるのに必要なJava EEアプリケーションサーバーを起動せずに、画面や業務ロジックのテストを実行できる。加えて、テストデータやテスト条件をExcelで記述し、自動的にテストコードを生成する機能により、定型的なテストコードの記述作業を省力化できるとのこと。


(石井 一志)

2009/5/22 18:05