日商エレ、ワームの二次拡散などを防止可能なセキュリティスイッチ


 日商エレクトロニクス株式会社(日商エレ)は5月25日、韓国Handreamnetのレイヤ2セキュリティスイッチ「SGシリーズ」の取り扱いを開始したと発表した。DDoS攻撃やIP電話の盗聴などを防御可能な製品で、価格は28万4000円(税別)から。

 SGシリーズは、セキュリティ機能を備えたレイヤ2スイッチ。Handreamnetが独自開発したASICベースの独自エンジン「MDS(Multi Dimension Security)Engine」を搭載しており、ワイヤスピードを保証しながら、セキュリティ機能を利用できる特徴を持つ。利用にあたっては監視サーバーやエージェントソフトが不要なため、ネットワーク構成をシンプルに保ち、コストの削減が可能という。

 セキュリティ機能としては、レイヤ2~4レベルの内部からのハッキング、DoS/DDoS攻撃、ARP Spoofingなどをリアルタイムに検知する機能を備え、自動遮断/自動解除してネットワークを防御することができる。また、パターンファイルに依存しないワーム防御機能も備えるほか、ネットワークループを検知・解除する機能も搭載。既存のレイヤ2スイッチをリプレースするだけで、ワームの二次拡散や内部ハッキングを防止可能とのこと。

 さらに、専用の監視ソフト「Visual Node Manager」によるモニタリング・レポート機能を持ち、原因ポートの特定、攻撃の類型分析、感染ホスト別の分析によって、対応方針や対策をサポートするとしている。

 ラインアップには、100BASE-TX/10BASE-T×24とGigabit Ethernet×2を備える「SG2024」や、同製品のPoE対応版「SG2024PoE」、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T×24などを備える「SG2024G」の3製品が用意されている。価格は28万4000円(税別)から。


(石井 一志)

2009/5/26 18:38