日本HP、16:9ワイド液晶搭載の企業向けエントリーノートPC計3機種


HP ProBook 4510s/CT Notebook PC

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(以下、日本HP)は5月27日、ビジネス向けノートPCのエントリーモデル「HP ProBook Notebook PC」シリーズを発表した。ラインアップは、15.6型ワイド液晶とインテル製CPUを搭載した「HP ProBook 4510s/CT Notebook PC(以下、4510s/CT)」、同液晶とAMD製CPUを搭載した「HP ProBook 4515s/CT Notebook PC(以下、4515s/CT)」、17.3型ワイド液晶とインテル製CPUを搭載した「HP ProBook 4710s/CT Notebook PC(以下、4710s/CT)」の計3機種。CTO(注文仕様生産)モデルとしてオンラインストア「HP Directplus」などから、同日販売開始する。

 HP ProBookシリーズは、「HP Compaq」からブランド変更された企業向けエントリーノートPC。全機種で黒を基調とした新筐体デザインを採用し、テンキー付きフルサイズキーボード、アスペクト比16:9のワイド液晶を搭載したほか、部材調達力により低価格を実現したのが特長という。

 テンキー付きフルサイズキーボードでは、キーピッチ19mm、キーストローク3mmを確保し、各キーの独立性を高めることで誤入力を軽減する新デザインを採用したほか、キーボードと本体の間に特殊フィルムを挟んで水や静電気への耐性も実現した。

 外出先などで電源オフの状態からMicrosoft Outlookのメール・スケジュールが確認できる「HP QuickLook 2」、USBポートなどのきめ細かなアクセス管理が可能な「Device Access Manager for HP ProtectTools」なども、全機種で搭載している。

 4510s/CTは、インテル製CPUを搭載するスタンダードモデル。「HP Compaq 6730s/CT」の後継で、HD解像度(1366×768ドット)を表示できる15.6型ワイド液晶ディスプレイを搭載。CPUはCore 2 Duo/Celeron、メモリは1GBから最大8GBまで拡張できる。インターフェイスとしては、IEEE 802.11b/g無線LAN、Gigabit Ethernet、USB 2.0×4ポート、Expressカードスロット、6in1メディアスロット、HDMI端子などを搭載。価格は6万4890円から。

 4515s/CTは、AMD製CPUを搭載するハイコストパフォーマンスモデル。「HP Compaq 6535s/CT」の後継。4510s/CTと同等の筐体にTurion X2 Ultra/Athlon X2/Sempronを採用することで、より低価格化(5万9850円から)を実現している。

 4710s/CTは、インテル製CPUを搭載するデスクトップPC代替モデル。「HP Compaq 6830s」の後継で、HD+解像度(1600×900ドット)を表示できる17.3型ワイド液晶ディスプレイを搭載。Core 2 Duo/Celeron、ATI Mobility Radeon HD4330グラフィックスを搭載し、アニメーションを多用したプレゼンテーションなどグラフィック性能を要求する作業にも対応するという。価格は6万9930円から。




(川島 弘之)

2009/5/27 15:09