NTTデータ・セキュリティ、重複排除アーカイブソフト「ZL Unified Archival」


 エヌ・ティ・ティ・データ・セキュリティ株式会社(NTTデータ・セキュリティ)は5月28日、米ZL Technologiesと一次代理店契約を結び、メール・ファイルアーカイブ製品「ZL Unified Archival」の提供を開始すると発表した。

  ZL Unified Archivalは、メールやファイルサーバーのファイルを効率的にアーカイブする製品。例えば同じ本分、添付ファイルを持つ複数のメールに対し、送受信のあて先情報を作成。1つのセットのみを保存することで、重複する無駄なメールを削減する。ファイルサーバーに対しても同様に、複数の同一ファイルを削減することが可能で、ストレージコストをはじめとしたTCOを50~85%節約できるという。

 アーカイブ時には検索用インデックスを自動生成。蓄積されたメール・ファイルの中から、柔軟なフィルタリングによって特定のものを検索・抽出できる。グリッド・アーキテクチャを採用しており、複数のサーバーに全タスクへの実行処理を配分することで、負荷分散、冗長性、高パフォーマンス処理を実現したのも特長。これにより、数億通のメールでも、数秒で検索できるとしている。

 動作環境は、Xeon 5100番台(2GHz)以上、メモリ4GB以上。これらを満たしたIAサーバーにインストールして利用する。対応OSはWindows Server、Red Hat Enterprise Linux、AIX、Solaris。対応データベースは、SQL Server、IBM DB2。

 同社では今後、大企業・官公庁を中心に、同社の他サービスとの組み合わせも含め、製品販売、コンサルティング、設計、導入、保守、教育を行い、2009年度末までに3億円の売り上げをめざす。


(川島 弘之)

2009/5/28 16:35