ジャストシステム、文書構造を検索対象にできる企業内検索ソフトの新版


 株式会社ジャストシステムは5月29日、エンタープライズサーチの最新版「ConceptBase Enterprise Search 1.2」を発表した。6月30日から販売開始する。

 ConceptBase Enterprise Searchは、標準検索テンプレートを搭載した企業内検索ソフト。日本語処理技術と、ビジネス文書の持つ構造を生かした検索により、キーワード検索では得られなかった検索結果を提供できるのが特長。

 新版では、文書構造を検索対象や検索絞り込み条件として利用できる「構造指定検索機能」と、検索結果の表示順位を制御する「ランキングコントロール機能」を、標準検索テンプレートに追加した。設定ファイルを変更するだけで、業務目的に合わせたより最適な検索が可能になるという。

 ラインアップは、システム全体で登録可能な文書数や、インデックス数などに応じて3種類。価格は25万文書、インデックス100件まで登録可能な「Basic Edition」が200万円(税別)/サーバー。100万文書、インデックス200件まで登録可能な「Workgroup Edition」が500万円(同)/サーバー。文書数・インデックス数ともに無制限のエディションが800万円(同)/サーバー。

 対応OSは、Windows Server 2008 Standard/Enterprise/Datacenter、Windows Server 2003 R2 SP2以降、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 4 AS/ES Update4以降、RHEL 5.1 Server。

 なお、Lotus Notes、RDB、HTTP、SharePoint Server、Documentumのコネクタ製品新版も併せて提供する。




(川島 弘之)

2009/5/29 12:03