NTTデータとネティーザ、アプライアンスを活用したDWH/BIソリューションを共同展開


 株式会社NTTデータと日本ネティーザ株式会社(以下、ネティーザ)は6月2日、ネティーザのデータウェア(DWH)ハウスアプライアンス「Netezza Performance Server(NPS)」を活用したDWH/BIソリューションを共同展開すると発表した。

 NPSは、DWHの処理を高速に行えるアプライアンス製品。FPGAを活用したストリーミング処理と、専用ブレード(SPU)を並列に多数並べた超並列処理によって、従来のアプローチと比べて10~100倍の処理能力を提供できる。

 一方のNTTデータは、データ分析事例を体系化したデータ分析方法論「BICLAVIS」をもとにビジネスの再構築/最適化を支援する、「インテリジェントBSR」サービスを提供。また2008年には、DWH/BIシステムの業務プロトタイプ検証を中立的な立場から行う「データウェアハウス/ビジネスインテリジェンス・ラボ」サービスの提供を開始するなど、多くのサービスを提供している。

 NTTデータではこれらのサービスと、チューニングが不要で導入期間短縮や運用の負荷軽減を実現できるNPSとを組み合わせることで、短納期、低コスト、高い柔軟性が求められる現在の要件に応えた最適なソリューションを提供したい考え。DWH/BIソリューションの提供、および関連システムの構築により、今後5年で100億円の売り上げを目指すとしている。




(石井 一志)

2009/6/2 16:11