日本ユニシス、ウイルス対策の統合運用を支援するセキュリティサービス


 日本ユニシス株式会社は、PC向けウイルス対策ソフトの統合運用を実現するSaaS型セキュリティサービス「ウイルス対策統合管理サービス」を、7月から販売開始する

 ウイルス対策統合管理サービスは、ウイルスの脅威やソフトの脆弱性を統合的に管理するサービス。具体的には、クライアントPC/サーバーへのエージェント導入支援サービス、パターンファイル/エンジンの自動アップデートサービスを提供するほか、管理対象の監視、定期レポートの提供、質問対応のヘルプデスク、といったサービスも行う。またウイルス感染被害発生時には、管理者への感染通知やウイルス駆除の支援を実施する「駆除支援ヘルプデスク」を提供する。

 こうしたサービスによって、企業のシステム管理部門におけるウイルス対策の管理工数を大幅に削減可能。パターンファイルの配信サーバーは日本ユニシスが管理するため、日々のメンテナンスや、配信台数が増えた場合の増強といったサーバー管理も不要になるとのこと。

 さらにオプションサービスとして、顧客環境におけるウイルス対策実装・運用のアセスメントサービス、ウイルスに関連するセキュリティコンサルティングサービス、24時間365日のヘルプデスクサービスなども用意した。

 セキュリティソフトは、ソフォスの「Sophos Endpoint Security and Control」を利用し、対応プラットフォームは、64ビット版を含むWindows、Linux、Mac OS X、x86/SPARC版のSolarisなど。価格は管理対象の規模によって変動する「基本料金」と、管理対象ごとに設定される「サービス料金」より算出される。一例として管理対象が1000台規模の場合で、1台あたり700円/月となっている。


(石井 一志)

2009/6/5 12:58