富士通SSL、中小システム向けに導入・運用コストを低減した監視サービス


 株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリ(以下、富士通SSL)は6月8日、中小規模システム向けの運用監視サービスを発表した。米GroundWork Open Sourceが開発したシステム統合監視ソフト「GroundWork Monitor」を用いて、24時間のシステム運用監視を行うサービスで、提供は同日より開始される。

 今回の新サービスの特徴は、コストが導入障壁になりやすい中小規模システム向けに、導入コストや運用コストを抑えている点。監視対象を50台までとすることにより、サービス内容を効率化して提供するほか、監視ソフトにオープンソースのGroundWork Monitorを採用し、導入コストを低減している。

 ネットワーク機器、サーバーなどの監視を富士通SSLがリモートで実施し、運用監視は24時間365日の体制で提供。トラブル発生時は顧客側の担当者へ迅速に連絡する。具体的な監視サービスとしては、pingによる機器の死活監視、サーバーパフォーマンス監視、アプリケーションサービス/プロセスの死活監視、Webサーバーに対するページ参照可否確認などを提供する。また、監視対象システムの構成変更を富士通SSLが代行するサービスメニューも用意した。

 価格は、対象機器5台までの場合で、初期構築サービスが45万円から、運用監視サービスが7万5000円/月から。また、構成変更サービスは個別見積もりとなっている。富士通SSLでは、これらのサービスにより、今後3年間で3億円の売り上げを見込んでいる。


(石井 一志)

2009/6/8 11:22