ライフボート、監視対象数が無制限のシステム監視ツール


 株式会社ライフボートは6月8日、サーバールーム監視ツール「ServersCheck Premium Edition Version 7 日本語版」を発表した。サーバーやネットワーク機器などを監視するためのソフトで、価格は120万円(税別)。6月19日より販売を開始する。

 ServersCheck Premium Edition Version 7は、ベルギーServersCheck BVBAが開発したシステム監視ツール。ネットワーク上のファイルサーバー、データベースサーバー、Webサーバー、デスクトップPC、ルータ、プリンタ、アプリケーションサーバーなどをリアルタイムで監視する機能を備える。特徴は、監視対象の数、設定するルールの数に制限がない点で、対象の規模が大きく成長しても、ソフトウェアのライセンス費用は増加せず、コストを抑えることが可能という。

 具体的な監視項目は、ネットワーク関連、インターネット関連、SNMP関連、データベース関連など60種類以上が用意されているほか、ServersCheck Premium Editionを利用するユーザーを20人まで登録可能。ユーザーごとに操作可能な機能を設定できるので、複数ユーザーによる監視を柔軟に行える。例外的な検査を除けば、監視対象となるサーバー/PCへのエージェント導入も不要。メール、SMS、MSNメッセンジャーをはじめさまざまな警告通知に対応し、過去の検査結果を集計するためのレポート機能も提供する。

 さらに、セキュリティデバイスや環境センサーなどと組み合わせれば、サーバールームの物理的なセキュリティ状況の監視も可能になるとのこと。

 価格は120万円(税別)で、7月末までは、他社製品からの乗り換えキャンペーンも実施する。なおライフボートではこの製品について、初年度6000万円の売り上げを見込んでいる。


(石井 一志)

2009/6/8 11:44