バラクーダ、SSL-VPN装置の最上位・最下位モデル-30万円台から導入可能に


 バラクーダネットワークスジャパン株式会社(バラクーダ)は6月8日、SSL-VPNアプライアンス「Barracuda SSL VPN 180」「同 680」を発表した。前者がエントリーモデル、後者が最上位モデルにあたり、いずれも同日より販売を開始する。価格はそれぞれ、30万5000円(税別)、308万円(税別)。

 Barracuda SSL VPNは、SSL-VPNリモートアクセス機能を提供するアプライアンス。これを用いると、外出先や自宅、リモートオフィスなどからWAN回線を通じて社内に容易にアクセスできるようになるという。アクセスに際しては、クライアントやサーバーへのソフトウェアインストールが不要なクライアントレスの特徴を持つほか、サードパーティの認証システムと統合可能な認証機能を搭載。ユーザー個別のアクセスレベル設定やシングルサインオン機能を提供できる。また、共有ファイルへのアクセス時や内部Webサイトへのファイルアップロード時には、マルウェア対策エンジンによる自動スキャンを実施し、感染を防止する機能も備えている。

 今回提供されるBarracuda SSL VPN 680はその最上位に位置するモデルで、最大500同時ユーザーまでの利用を推奨する。また、RAIDによるHDDの保護、ECCメモリの採用などによって信頼性を確保。インターフェイスも、Fast Ethernetを採用する下位モデルと異なりGigabit Ethernet×2を搭載している。価格は、初年度の保守費用を含めて308万円(税別)。

 一方のBarracuda SSL VPN 180は、最大15同時ユーザーまでの利用を推奨するエントリーモデルである。価格は、初年度の保守費用を含めて30万5000円(税別)。




(石井 一志)

2009/6/8 18:17