レッドハット、企業向けWebサーバー「JBoss Enterprise Web Server 1.0」

　レッドハット株式会社は6月9日、企業向けのWebサーバー製品「JBoss Enterprise Web Server 1.0」を発表した。あわせて、企業アプリケーション向け開発フレームワーク「JBoss Web Framework Kit 1.0」を6月中旬より提供することも発表した。

　JBoss Enterprise Web Serverは、TomcatベースのJava実行環境を採用したエントリー向けのミドルウェア。Apache HTTP Serverのほか、Java ServletとJavaServer Pagesの実行環境であるApache Tomcatに、同社独自の品質改善、テクニカルサポート、更新サービスを付加して提供される。

　JBoss Enterprise Web Serverのサポート環境は、Red Hat Enterprise Linux 4/5、Solaris 9/10。ライセンスは無償で、テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含む年額のサブスクリプションとして提供される。価格は、4CPUあたり29万8000円（税別）。なお、Red Hat Enterprise Linuxと同時購入の場合、2CPUあたり16万8000円（税別）の特別価格で提供される。

　JBoss Web Framework Kitは、Apache Struts、Google Web Toolkit、RichFacesなどのオープンスタンダードな開発フレームワークに、テクニカルサポートと更新サービスを付加した製品。ライセンスは無償で、テクニカルサポート、製品アップグレード、修正プログラムの提供を含む年額のサブスクリプションとして提供される。価格は、4CPUあたり29万8000円（税別）。