F5ジャパン、L7 DoS防御に対応したWAF新版-ブレードプラットフォームでの利用も可能


 F5ネットワークスジャパン株式会社(F5ジャパン)は6月9日、Webアプリケーションファイアウォール(WAF)製品「BIG-IP Application Security Manager(ASM)」の最新版「同 v10」を発表した。同日より提供を開始する。

 BIG-IP ASMは、主にWebアプリケーションを保護するためのセキュリティ製品。スタンドアロンのアプライアンス製品、もしくはWebアプリケーションスイッチ「BIG-IP Local Traffic Manager」のソフトウェアモジュールとして提供されている。

 今回の新版では、まず、レイヤ7 DoS攻撃への防御機能が追加された。アプリケーション上の細かいレベルでパフォーマンスを監視できるこの機能により、DoS攻撃を行ってくるクライアントを排除し、正しいクライアントにのみサービスを提供することが可能になるという。

 また、ブレードプラットフォーム「VIPRION」上でもBIG-IP ASMの利用が可能になったことから、大企業やサービスプロバイダ、コンテンツ事業者などがWAFを利用する場合の拡張性とパフォーマンスがさらに強化されたとのこと。加えて、BIG-IP ASMとアプリケーション高速化機能を提供する「Web Accelerator」の両製品を統合可能になったため、パフォーマンスに影響を与えず、セキュリティ機能の追加が行えるとしている。




(石井 一志)

2009/6/9 13:58