アイエスピー、Red Hat製品向けのシステム基盤構築パッケージ


 株式会社アイエスピーは6月18日、システム基盤構築プロセスをパッケージ化した「IT基盤ソリューションパックL(Red Hat製品向け)」を提供すると発表した。テンプレートの徹底的な活用により、システム構築業務を標準化し、高い費用対効果を実現するという。

 IT基盤ソリューションパックLは、システム基盤構築プロセスをパッケージ化し、業務効率化とコスト削減を可能にするサービス。今回はその第1弾として、レッドハットとパートナー契約を締結し、同社製品を対象に提供を開始する。サービス提供にあたっては、「調査・計画」「設計」「構築・評価」の3段階にわたってアイエスピーのコンサルタントがユーザーをサポート。システム基盤構築における各業務をテンプレート化し、コンサルタントの作業とユーザー自身が行う内容を定義しているため、双方の協力体制が早期に構築できるという。

 具体的なメニューとしては、クラスタシステムを構築する「クラスターパックFor Red Hat Cluster Suite」、仮想化を利用してサーバーを集約する「バーチャリゼーションパックFor Xen」、ディレクトリサービスを提供する「ディレクトリーサービスパック For Red Hat Directory Server」などを用意した。

 価格は100万円(税別)からで、各種オプションパッケージも提供する。アイエスピーでは、初年度に5000万円の販売を目標としている。


(石井 一志)

2009/6/18 11:28