dit、客観的な分析結果を提供する無線LAN環境のセキュリティ診断サービス


 株式会社ディアイティ(以下、dit)は6月18日、無線LAN環境の脆弱性検査サービス「無線LANセキュリティ診断サービス」を発表した。7月1日よりサービスを開始する。

 無線LANセキュリティ診断サービスは、無線LANのエキスパートがユーザーの環境を調査・分析するサービス。クレジット業界のセキュリティ基準「PCI DSS」でも、要件11.1で無線LAN環境のテストの必要性が規定されているが、アナライザやその他のツールを利用して調査を行うには、機器の購入や技術者のトレーニングなどが必要となり、実施までのハードルが高いという問題があった。そこでditでは、初期導入費用やユーザーの技術者への負担を軽減し、より客観的な分析が行える新サービスを提供することにしたという。

 このサービスでは、管理外の無線LAN機器の存在やその設置場所の特定を行うほか、外来波の影響、社内アクセスポイントの屋外電波測定、暗号強度調査などの結果をレポートとして提供するため、ユーザーは自社の無線LAN環境のセキュリティを客観的に評価できる。なお、調査実施からレポート作成までには、5~10営業日程度かかる見込み。

 価格は18万円(税別)から。ditでは、企業や官公庁、自治体、研究・教育機関を対象に販売を進める考えである。


(石井 一志)

2009/6/18 12:46