仏Alcatel-Lucentと米HP、テレコム向けITソリューションなどで10年間の提携
仏Alcatel-Lucentと米Hewlett-Packard(HP)は6月18日(米国時間)、テレコムとITを融合するソリューションなどで10年間の戦略的提携を結ぶと発表した。共同でのソリューション提供などにより数十億ドル規模の収益を見込む。
テレコムとITが融合するトレンドを受け、サービスプロバイダや企業向けに次世代のインフラを提供する。これまで分離していた通信ネットワークとITを融合することで、新しいサービスを効果的に顧客に配信できるという。
具体的には、通信ネットワークを融合型インフラに変革するプログラムを共同で作成、提供。顧客に代わってインフラを管理するマネージドサービスも用意する。
また両社は、中規模~大規模企業、公共機関向けに通信ソリューションも提供する。Alcatel-LucentのIPテレフォニー、ユニファイドコミュニケーション、モバイル、セキュリティなどの技術や製品をHPのITソリューションに統合するもの。このほか、エンドツーエンドで顧客ソリューションの構築も行う。
提携の一部として、HPはAlcatel-LucentのIT運行も手がける。高度なITインフラに迅速に移行することで、コスト削減、パフォーマンス改善、効率化などが見込めるという。
2009/6/19 09:52