日本CAD、PCの不正接続検知・排除に特化した低価格アプライアンス


IntraGuardian2
登録済みPC一覧画面など

 日本シー・エー・ディー株式会社(以下、日本CAD)は6月22日、不正接続対策アプライアンスの新版「IntraGuardian2」を発表した。価格は5万9800円。同日より出荷開始する。

 IntraGuardian2は、事前に登録されていない持ち込みPCが、無許可で社内ネットワークへ接続されるのを防止する製品。名刺大サイズのコンパクトな装置を社内ネットワークに接続し、Webブラウザでの設定ですぐに不正接続検知・排除が可能になる。「カンタン設定、つなぐだけ」をコンセプトに、不正接続検知・排除に特化することで低価格を実現したという。

 新版では、不正接続端末を検知するための監視パケットを削減することで、ネットワークへの影響を低減したほか、監視エンジンの新規開発により監視できるネットワークを拡充。クラスBまでのアドレス空間に対応した。

 未登録PCを検知して管理者あてに警告メールを通知する「検知機能」、自動的に不正接続端末の通信をブロックする「排除機能」を搭載。無線LAN経由で不正接続している端末の検知や、無断で設置された無線LANアクセスポイントの検知も行える。携帯ゲーム機やモバイル端末などPC以外の通信端末の検知・排除も可能。

 登録端末数は最大1024台。ネットワークセグメントごとに1台のIntraGuardian2を設置する必要あり。無償提供される管理ソフト「IntraGuardian2 Manager」を利用すれば、最大512ネットワークセグメントの管理が一元化できる。


(川島 弘之)

2009/6/22 11:47