パナソニック子会社、防犯アラームと監視カメラを連動させるソフト


 パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社は6月22日、施設設備と連動した監視・防犯カメラの統合制御システムを実現するソフト2製品を発表した。「多機能アラーム連動ソフトウェア」「モニター制御ソフトウェア」の2製品を、8月から販売開始する。

 近年、建物内においては、監視・防犯カメラやそれに伴う監視モニターなどの数が増大し、監視員の作業負荷も高まっている。大規模ビルなどではすべての監視・防犯カメラ映像をライブで目視し続けるのは現実的ではない。その解決手段の1つとして、施設設備と連動した監視・防犯カメラの統合制御システムに注目が集まっているという。

 多機能アラーム連動ソフトウェアは、侵入検知器(センサー)や火災報知器のアラームと、パナソニック製の監視・防犯カメラを連動させるもの。最大256接点のアラーム情報をネットワーク経由で監視し、1つのアラームに対して、監視・防犯カメラなど最大50台までの機器制御が可能となる。例えば、不正な侵入者を複数のカメラで追尾するような使い方が実現する。

 モニター制御ソフトウェアは、タッチパネルによる直感的な映像表示制御を可能にするもの。想定外の事象が続発する緊急事態の際に、モニターに表示されている複数の監視・防犯カメラ映像の中から、タッチパネルで必要なもののみに切り替えて表示させることが可能。多機能アラーム連動ソフトウェアと連動して、アラーム情報の状態に応じて表示内容を制御することも可能で、起きた内容を簡単・迅速に把握できるという。

 価格はいずれもオープン。


(川島 弘之)

2009/6/22 13:34