携帯電話のリユース液晶を用いたディスプレイ「e-DISP」


 株式会社ディーディーエル(DDL)は6月24日、携帯電話のリユース液晶を用いたシリアル通信ディスプレイ「e-DISP」を発表した。価格は4500円。同日から販売開始する。

 e-DISPは、シリアル接続しているPCや各種組み込み機器から送信したデータを、カラー液晶で表示できるディスプレイ。使用済み携帯電話のリユース液晶を用いることで、低価格を実現したという。

 利用シーンとしては、各種機器に組み込む操作・管理ディスプレイ、組み込み機器開発などの際のデバック用ディスプレイ、稼働サーバーに接続して状態をモニタリングするディスプレイなどを想定。また、同製品は組み立てキットとして提供するため、さまざまなマイコンボードと接続して使用することが可能という。

 要望に応じて、e-DISPのハードウェア・ソフトウェアのカスタマイズ開発もサポートする。

 サイズは縦72mm×横47mm×厚さ8mmで、重さは30g。2.4型カラーTFT液晶に320×240ドットの解像度を備える。英数字、日本語の全角/半角表示に対応し、漢字フォントも内蔵する。

 今後は、各種センサーとアプリケーションを内蔵した製品も販売する予定とのこと。

e-DISPカラー表示例



(川島 弘之)

2009/6/24 13:15