米AdobeのFlash、台湾HTCのAndroidスマートフォン「HTC Hero」に搭載


 米Adobe Systemsと台湾のHTCは6月24日(米国時間)、HTCが同日発表したスマートフォン「HTC Hero」でAdobe Flashをサポートすると発表した。「HTC Hero」はHTCの3機種目のAndroidスマートフォンで、Flashをサポートして出荷される初のAndroidスマートフォンとなる。

 「HTC Hero」は、3.2インチのタッチ式HVGA(320×480)液晶ディスプレイを搭載し、5メガピクセルのカメラやGPS機能を内蔵する。ハードキーボードは持たない。欧州では7月中、アジア地域では夏の終わりごろまで、米国では年内に発売になる見込み。

 FlashサポートではActionScript 2.0に対応し、ビデオやストリーミングMP3など、これまでの携帯電話ではサポートされていなかったさまざまなインタラクティブコンテンツが利用可能となる。例えば、FlashのままのYouTubeを視聴し、ダブルタップして画面いっぱいに表示させることもできる。

 併せてHTCは、Flashコンテンツをさまざまなハードウェアで動作させることを目指す「Open Screen Project」に参加することも発表した。

 Adobeは、スマートフォン用Flash Player 10を10月にリリースする予定。メーカー各社に働きかけており、米Appleの対応が注目されている。


(Infostand)

2009/6/25 09:32